2010年2月8日月曜日

それにしても西山真来はなぜこうなってしまったのか

「西山真来はなぜこうなってしまったのか」全日程終了しました。
ご来場頂いたたくさんのお客様、ご協力頂いた方々、
応援して頂いた皆様、そして一緒に作品を作ったキャスト・スタッフの面々、本当にありがとうございました!

「西山真来」というある個人がこの世界に存在するために必要な唯一のものである、愛について説明し、語り続けた3日間でした。

***

愛とはすなはち と劇中で小堂(役名)が言ったが、彼は結局その答えを公言しなかった。

愛とはすなはち、ただ一緒にいること、と私は思う。
3日間お客様の頭上で、ホール全体を俯瞰する位置で観ていて、
2010年2月5日〜2月7日16時からの一時間あまり、
だんだんと日が落ちる中、舞台上で語る人とそれを聞く人たちが共に時間をすごしていたこと、
それが愛するということの芯だと感じた。


伝えるということは、絶望的に困難な作業だった。それはもう思っていた以上に。
でもそれを全力でやっている時にのみ俳優は舞台上にいることができたし、
「西山真来」はそれを全力でやっている時にのみ世界に存在できる。

***

最後に一つ、不思議だったこと。

私の過去の恋人、死について、記憶している前世の断片、現在愛する人についてなどを語ったのだが、
「どれがお芝居で、どれがホントの事なのか」とよく聞かれた。
作ったときは、事実とフィクションを意図的に混ぜていたのだけれど
「西山真来」としての過去を選択して信じていくうちに、全てが私の記憶になった。
輪郭があいまいになって、私が拡張していった。

西山真来

2010年2月7日日曜日

出演者による日々更新♥49

2月7日、公演最終日でした。
はれはれ……………
 晴れ、
  雪(でも、空はいい感じの色合いで素敵な雰囲気でした)、
   晴れ
の天候の中、
3日間公演終わっちゃいました。

西山真来がやりたかったことを完全に体現できたかどうか、
核の部分を感じ取っていただけたかどうか……トニモカクニモ

大家族、とりあえずは、解散!です。

観に来てくださったみなさま、ありがとうございました。
様々な感想もありがとうございました。

共演者はもちろんのこと、
ほんっと、素敵なスタッフさんに恵まれました。

「これって奇跡的じゃね?」☆

てことで、
スタッフさんの作業風景含め、劇場内外の写真(2月6日&7日)をイロイロ掲載します。

1、照明を新たに釣り込む工藤さんと平井さん


2、横断幕設置準備中の舞台監督米谷さんと作成してくださった制作の土屋さん
(横断幕は劇場のあるアートコンプレックス1928の2階外壁に設置されました。昨日の村井さんの写真を見てくださいね〜)


3、何やら猛烈にメモり中の演出、西山真来


☆演出西山真来が芝居中に挟む言葉。2ヶ月前からの私の流行語です。

2月7日の朝、劇場前、会場内





窓から差し込む光が今回の公演の基本明かりでした。
西山真来ちゃんらしいクリアな空間…
普段穴蔵にいる気分になる劇場で、雪でも湿っぽさがなく健やかでいられたのはこのおかげかも…。


もうすぐ春ですね。

出会いの前に別れの多いこの時期、感傷的になったりもしますが、別れる人を想う気持ちが、その人が住む町やその町の人々にまでおよび、延いては誰かを想う暖かい心が広がればいいな。
なんて思ったりします。
単純に。シンプルに。

どうぞお元気で♪
またいつかどこかで会えることを楽しみにしていますっ...☆~

♪打ち上げ風景



あまりうまく撮れませんでした……このあと何次回まであったのか、西山真来はどうなってしまったのか……私は帰ってしまったので分かりません〜。


坂東恭子

2010年2月6日土曜日

各方面の方々より贈る言葉♥08

昨年のいつ頃だったか、アトリエ劇研で西山真来さんの『募集パフォーマンス』とやらを目撃した。
マイクに向かった西山さんが「今日は好き好き大好き超愛してるを、3次元化してみたいと思います…」みたいなことを言いながら始まったそのパフォーマンスは、恐るべき揺さぶりの力を備えたものであった。
私は彼女に完全に翻弄され、ふらふらと劇場を後にしたのを覚えている。でもって、その日の内に舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる』を購入した。
ちなみに、日頃私は本屋で買うものが決まっているときには、すぐに店員さんに言って探してもらうのだけれど、このときばかりはタイトルを告げるのに若干抵抗を感じずにはいられなかった。
次の日から1週間くらいの間、いろんな人にこのパフォーマンスがいかに面白かったかを実演を交えてしゃべりまくった。
あのパフォーマンスが本当に募集を目的にしていたのかどうか半ば疑いつつ、どちらにせよ私としては、いつまでも独りぼっちで募集パフォーマンスを続けて欲しいものだと秘かに願っていたのだけれど、人、集まっちゃったみたいですね。

というわけで、本日見てまいりました。
やっぱり西山さんはイカレテました。
悪ふざけとしか思えないのと同じくらい絶対本気としか思えない。って、どういうことなんでしょう?
最終回、まだ見ぬ人はお見逃しなく・・・。                              

寺田みさこ

2月7日(日)公演の前日ご予約・当日券情報

【前日のご予約/当日券】
現在、明日2月7日(日)公演のチケットのご予約・当日券は、立ち見席のご案内となります。
当日券は、15時15分より整理番号付きチケットを販売いたします。
また、立ち見席のお客様は、開演の5分前(15時55分)からのご入場となります。(当日券のお客様は整理番号順にご入場いただきます。)

なお、上演時間は、1時間20分を予定しております。

ご来場をお待ちしております。

制作

出演者による日々更新♥48

二日目開けました!

たくさんのお客さんに来ていただいて大盛況さしてもろてます

楽屋では役者陣がまるで大兄弟かのように和気あいあいやらかしてます
全員が入るには狭過ぎて
そして薄暗くて寒いから。

貧乏家族的な

児玉さんはおじいちゃんです。
それ以外は決まってません

西山さんは小屋入りしてからジャージなので部活帰りらしいです


残すとこあと一回

最初西山さんと知り合う前、知人にその人物像を尋ねたら
「危険な人です」
と言われました

もちろんいい意味でなのですが
めちゃめちゃ不安になりました
大丈夫かしらと

今はというと、大好きです

それを伝える大楽にしたいです






村井春也。

CM公開!

いよいよ明日でラストをむかえます「西山真来はなぜこうなってしまったのか」公演。
劇場前で流れている映像をこちらでも大公開。
製作は出演者の濱崎彰人さんです。




You Tubeで見る

2010年2月5日金曜日

出演者による日々更新♥47

本番初日あけました。

たくさんのお客様ご来場いただきありがとうございます。


この2ヶ月間「西山真来」さんと共に過ごし稽古をしてきたわけですが、知れば知るほど西山さんは奥が深く、謎めいていてまたわからなくなるのです。
魅惑的。


あと2日間、そしてその先もずっと西山真来はなぜこうなってしまったのかは問い続けられていくのではないでしょうか。

また明日劇場でお会いしましょう。
お休みなさい


西村麻生

2010年2月4日木曜日

出演者による日々更新♥46

山本です。

やりたいことだけしたいです。

今僕は22歳で友達は会社に就職する人がやっぱり多い。

僕はやっぱり役者でいたい。

そんな僕に夢があってええなあって言う人がチラホラいますが、

欲の向きが違うだけちゃうかいな



僕はやってるとき

提供してる時が絶頂


僕が思うにその友達はやったあとに得た金で

旅行にいってるときが絶頂


どっちも

いいですよね。

これがくっつけばもっといい

その友達の絶頂が僕の芝居を見てるとき

てな感じに。



明日から3日間

絶頂になり

絶頂にさせてーです。

山本大樹

2010年2月3日水曜日

出演者による日々更新♥45

どうも児玉です。
いよいよ最後のブログになりました。

と、いうわけで最後の稽古を終えました。
もう後は本番を見て頂くしかないので、さて、今日は何を書きましょう。

やはり、西山真来さんのことでしょうか。

とはいえ、今まで何度かこのブログで西山さんについて触れてきました が、正直なことを言えばほんとうの事は何も書けないのです。
例えば、僕はわりと猥雑なことばかり考えている人間ですから、どうすれば西山さんとそういう仲になれるのだろうか、などと考えてもみるのですが、これといったことは何も思いつきません。押すべきか、引くべきか、はて、どちらなのか。いっそ正直に言葉でお願いしてみたら一度くらいはそういうことになるかも、と思うも、そうなった場合、の想像は全く具体を得ません。つまりはまあ、そういうことになる方法がわからないのですが、そういうことに絶対にならないはずは無いのです。男女ですから。

男女なのだからそういうことに成りうる可能性は同性より遥かに高いし、そもそもそれを望む。だけれども、その過程が簡単な道のりではなくて、それは好奇心を煽る迷路なのだという。その迷路の入口で好奇心に胸を膨らませているだけの僕は、まだ西山さんについて何も言葉を持ちません。

とはいえ、いよいよ『西山真来はなぜこうなってしまったのか』の幕は上がります。
「好き」か「嫌い」か、こちらからの答え、もしくは「向こう」から答えが待っているであろう迷路。きっとゴールの手前でまた道は複雑に変容するでしょうが、そしてそれは際限なく続くでしょうが、何はともあれそこを彷徨う喜びを、出演者である我々は先ず得たのです。
そしてそこの幕は広く開かれるわけですから、当日、我々は一足先に劇場でお待ちしています。

それではまた!

児玉悟之

2010年2月2日火曜日

出演者による日々更新♥44

先週には、東京で雪が降って交通網に支障をきたしたニュースを見ました。
公演が近づくと、公演日の天気が気になります。
今回は、特に。
今朝見た天気予報では、曇りと晴れのマークが付いていたので、このまま傘や雪
だるまが現れないのを祈るばかりです。

稽古は、今日まで。
みんなで創りこんだものを1日1公演にじっくり込めて、みなさまに届けられる
よう、最後の稽古に向かいます。

では、ART COMPLEX 1928で、お待ちしています。

坂本美夕

2010年2月1日月曜日

出演者による日々更新♥43

一昨日の日曜日、本公演出演者の山本くんことヒロくんの家、そしてその近辺で「西山真来はなぜこうなってしまったのか」のCM、そしてその他もろもろの撮影をしました。噂の通り、見事な空間の使い方による落ち着きのある佇まいで山本宅は僕と西山さんを包んでくれました。ですが間髪入れる間もなくその佇まいをあとかとも無く壊しました。引き出しやら机やらをあっちへこっちへ動かして。
黒澤明監督が自分の決めた画の中に気に入らない家でもあろうものなら、それが可能であれ不可能であれ、躊躇する事無くまずその家を無くす事を考えた、というのはよく聞く話ですが、本当に映像、映画というものは何気なく見つめているフレームの外側に場合によっては想像を絶するような努力や時間、いろいろな人々の力が隠されている。そもそも当たり前に見える時点でやっぱり凄い事なのだなぁというのはよく考えます。ある意味では“作品”になる最低の基準が、超えなければならない最初のラインがこの“違和感の無さ”ということなのかもしれませんが…。
稽古も残り二日を迎えた訳ですが、やはりお客さんの前に現れる動きやら言葉やら想いやらはそのような取捨選択、これまでの稽古期間を通して無かったものが加わって行き、あったものがなくなるというような過程を経た状態な訳で、より真直ぐな芯を現象させる為に長い期間みんなで、言葉や身体で「あーだこーだ」する訳ですが、ここ一週間はその作業がハンパなく多く繰り返されました。当然といえば当然なのかもしれませんがここに来ても尚、本番どのようなものになるのか未だに想像するのが難しい状態です。特に舞台表現というものはその場その場が生もの、オリジナルなものですからやっぱりそれは「そりゃそうだわな」と言わざるを得ないのでしょうかね。

…とか言いつつも稽古の帰り際に自分の滑舌の事を指摘される。滑舌なんてのは“違和感”以前の問題だから、いろいろと理屈捏ねる前に僕は僕のことにもっと自覚的にならなくては…。濱崎の滑舌にも注目です。

撮影終了後、帰宅前、変わり果てた自身の部屋を前にして、「壊されついでに模様替えでもしようかな。」そのようなポジティブな発言がなめらかに引き出される彼はやはり「男前」だ。明日から公演場所であるART COMPLEX1928前にてCMが流
れます。公演を観に来られる方も、そのような予定が無い方も、お近くをお通りでしたら是非一度足を止めてみて下さい。

濱崎彰人

2010年1月31日日曜日

出演者による日々更新♥42

駅前駐車場の出入口前を
通り過ぎようとした時
前から小型犬が
すごい勢いで
嬉しそうに駆け寄って来て
駐車場の警備員のおじさんに飛びつき
くちびるをベロペロペロペロペロ〜っ

という瞬間に遭遇しました。

呆気にとられ
ニヤニヤが広がり
飼い主のおじさんの笑顔を見て
ぷわぁ〜と笑って…笑って笑って……

というのは昨日の話で
昨日は稽古中も良く笑いました。

山本くんの寝起き顔と
濱崎くんの超人的鳥人顔&村井さんとの必死な掛け合いの
おかげで。

演出西山真来ちゃんも
ナチュラルハイによう笑っていました。

それにしても
こんな(失礼?)
おじさんに向かって
大好き〜と言わんばかりに走り込んで行った
この小犬とおじさんの出会いってどんなんやったんやろぅ?
犬が抱く感情と人間のそれとの間に
違いはあるんでしょうか?

西山真来ちゃんと出会ったのは、2007年の冬。
一緒に踏んだ舞台で、真来ちゃんに抱っこしてもらうシーンが近づくとドキドキ
ワクワクしていました。
私にとっては真来ちゃんがいたから稽古を続け無事に舞台を務められたと言って
も過言ではないくらいの存在でした。

この出会いがあり
いろいろあって
今回の公演のみんなとの出会いがある。
もっと遡れば
偶然のように必然的な出会いの連鎖で

ここで
時を過ごせている。
これって……

明日から2月ですね。
5日から公演だなんて。
まだ実感がない、のですが、
自己満足じゃなく、
この舞台観てもらいたいです。




坂東恭子

2010年1月30日土曜日

出演者による日々更新♥41

村井です

稽古休憩中です

今日はなんと16時から21時まで稽古ですよ!
私は仕事上がりで18時半参加でしたが…

シーンの見直しやら新しい小道具やらが現われており

私はというと花粉症が出始めめんどいです。

火曜日にお誕生日祝いしてもらってからこっちなんか激しく私生活に大波が来て

本番迎える直前に人生の大門出の算段があり

なんにせよ

覚悟するですよ

本番一週間後、初めての就職です。

本番バシッと打ち上げて臨むです


まおちゃんが飴くれました

旨いです

美夕さんがラスクくれました

旨かったです




村井春也。

各方面の方々より贈る言葉♥07

西山さんのブログ。

 舞城王太郎という人を私は知らず、この間の西山さんの、今度の劇のためのプレゼンという奇天烈なパフォーマンスを観て、面白そうだなと思った。今度読んでみようと思ったし、なによりこの劇がとても楽しみだ。さて、前置きはさておき、お正月だから、「にしやまかるた」をつくってみよう。まずは「にしやままき」の「に」。「に」の西山真来は、「人間としての西山真来」である。からだもおおきいけれど、人間の規模もおおきいと思う。人知れず落ち込むときは鴨川を眺め、荒涼としたイメージを鴨川に現出させ、いちゃつくカップルどもを冬将軍で翻弄するのである。そのときの西山がるたを読む係の人のせりふは、腹式呼吸で低い声、エセ相田みつを風に「にんげんだものな、の、に」である。「し」の西山真来は、「死人としての西山真来」である。死んだ西山はある日京都市の中空に殲滅された使徒のように漂っていた。京都市民が、西山、西山、西山、と声をかけても西山はこまかく砕かれ、しかも煙状の粒子ほどであるゆえ、名前の認識ができず、間違えて東山と叫んだ小堀さんのようなオヤジにびびっと少し光ってみせるのがやっとだった。まるで、季節はずれの雷のように。そのときの西山がるたを読む係の人のせりふは、エコーをかけ、擬人法を用いて囁き声で「しんだんやおもいまふー、の、し」である。「や」の西山真来は「役者取り締まり官としての西山真来」である。常々バイトをしながらの役者の役者気取りに業を煮やしていた京都市は、とうとう役者の取り締まりに乗り出した。どっちつかずの二重性に不寛容な世相とあいまって市民のあいだでも特に小劇場系の役者に対して極右集団のようないやがらせやリンチまがいの役者狩りが横行し、役者取締官に任命された西山真来はその防止も含め、正当なる役者の取り締まりを実行したのである。そのときの西山がるたを読む係の人のせりふは、「なんとなーくやけど、わたし、自分のことを、抵抗なく、役者でーすとか、俳優やってますーとか、なんか、平気で言える人が、めっちゃめっちゃ、う、うらやましー、あれ、あれ、あれ、こんなん言うつもりでなかったのにー、の、や」である。つまり西山真来には、他人に対し軽蔑したい感情があっても、その出力回路が身体に備わっていなかった。「ま」の西山真来は「マスクとしての西山真来」である。風邪をひいてちょっとテンション低めなのである。そのときの西山がるたを読む係の人のせりふは「マスクはぜったいMUST。おおごとになるまえの風邪退治、の、ま」である。もうひとつの「ま」の西山真来は「曼荼羅としての西山真来」である。朝陽と思いきや東山からのぼったのは曼荼羅状の西山真来だった。それはそれは、えも言われぬさまざまな色の曼荼羅かと思いきや、その曼荼羅は基本的にピンクだった。一瞬にして京都は右京区の方までピンク色に染まった。そのときの西山がるたの読み手のせりふは、ちょっとお色気風味に大阪弁で「まんだら、の、まぁ」である。「き」の西山真来は「キスとしての西山真来」である。いや人類愛としての、と言おうか。キスとしての西山真来はそのときまっさらなスケープゴートである。手を、唇を、それどころか全身を見境のないキスに差し出すのである。世界への接吻というより、世界への献体である。この場合の見境のないキスとはなにか。具体化されたイメージとしては誰かれとなくキスしまくる江頭2:50である。江頭は橋田壽賀子の唇にもダイブした。その投身的接吻力こそが人類愛であると言えば言い過ぎか。いずれにせよ鳩山首相の友愛とは格が違うのだ。そのときの西山がるたの読み手のせりふは「キスキスキスキスキスキスキスってずっと言ってたらスキスキスキスキスキスキスキスキって聞こえへん?の、き」である。あと「狂気としての西山真来」のことも考えたがきりがないのでもうやめる。こんなに遠くまで来て、私は今イスラエルのテルアビブでこれを書いているのだが、そこで、そのことがやっとわかったのだが、ただ西山かるたをつくるほどに日本の正月が恋しかったということなのかもしれない。
 いやいや、なによりも言いたかった事は、西山さんはニュータイプの俳優さんである、という事である。本気でこの国で(日本で)演劇を続けるのであれば旧来の舞台俳優という職能(のイメージ)に対しては批判的にならざるをえない。なんか、自己流に俳優っぽい人々にはまったくリアルさを感じないし、メソッドみたいなものにおぼれている俳優さんたちも気の毒だ。そういう意味では西山さんのことを思うと、俳優である以前の問題がとても大きい。そもそも俳優であるから演技するのではないのである。いまや「俳優」であることはこれからの演劇には邪魔でしかない。宇多田ヒカルも女はみんな女優って歌っているではないか。この時代俳優性のない人などほとんどいないのに、なんで屋上に屋上を重ねるようなことをするのだろう。誰かが誰かを演じることさえあればそれでいいのである。自分が自分自身を、でもいいわけである。そう考えれば、今回のこのタイトルは、もうすでに彼女が西山真来でしかなかったことへの挑戦のようにも思える。西山真来が西山真来しか演じようのないことへの。西山真来が俳優であることより、ものごころついたら西山真来であったことのほうが重大であり、おそろしいことなのだ。西山さんからびっちり張り付いて取れない西山真来のことを考えねばならない。


松田正隆

2010年1月29日金曜日

出演者による日々更新♥40

今日はスタッフさん見せ通しでした。

18:30まで仕事して飛んでいって直ぐに通し開始!
となると、昼間から緊張してきてなんだかいろいろ焦ってしまいました。案の定どこかに荷物を置き忘れ、電車で気づくも、とりあえず忘れておいて。

通し前に走り込みの心拍数か緊張の心拍数か攻めぎあいで高鳴っていてどうしたものかと思っていたら西山さんの声を聞いて落ち着くことができました。
通してみたら・・・スポーツをした後のような脱力感と爽快感が残りました。

日に日に西山さんは高度な演出をしてきます、私も役者経験は少ないほうで正直付いていくのにいっぱいいっぱいです。でもあきない。西山さんにいろいろ見極められているのはこちらも承知ですが、なにか勝負したくなります。先週のある日から徐々に高まっているなにか。


西山さんは揺るぎない人です。
この企画が始まる前。私はマレビトの会という団体の制作をしていまして、2月のマレビトの会の公演に彼女も出演されることは決まっていました。稽古が9日からです。
彼女にいつ企画をするのかと聞いた時に2月と聞いてとても驚いたのです。稽古が始まる前に自分の企画を打つのだと、その決意は固くこうしてもうすぐ本番を迎えるわけです。ブレるわけにはいきません。


◎宣伝させてください
==========================
西山真来出演作品
NHKシアター・コレクション2010
マレビトの会『血の婚礼』
演出:松田正隆
出演:川口総、武田暁、筒井加寿子、西山真来、広田ゆうみ、ピンク地底人3号、
松原一純、宮階真紀
○日時
2月20日(土)19:00開演、21日(日)13:00開演、18:00開演
○チケット料金
3000円
○会場
東京渋谷NHKみんなの広場
ふれあいホール
(詳細はマレビトの会HPを御覧ください。)
【マレビトの会】http://www.marebito.org/
【NHKプロモーション】http://www.nhk-p.co.jp/concert/
==========================

そして、私のカバンは叡山電車に置き忘れられて出町柳の駅員室に置かれておりました。『A4サイズで馬と芸者さんの絵が描いてある手持ち鞄』という説明を3ヶ所でおこない、皆様にお時間かけてパソコンや忘れ物棚を探していただきありがとうございました。



西村麻生

2010年1月28日木曜日

出演者による日々更新♥39

ブログです!

山本です!

いやーブログを書くのもあと少しです。

てことは本番が近い!

楽しみです。

その本番に向けて日々お稽古に励んでおりますが、今日の稽古で足腰が弱いのはやはりダメだなと再認識しました。

スクワットの回数を増やそう。
かな?

全然関係ないですが、最近夢を見れば怖い夢ばっかりです。

一回怖すぎる夢を見て、頭がおかしいのかと思って夢診断の本を見ました。

最初のページによくありがちなYES, NOで進んで行くテストみたいなんがあったのでやってみたのですが

僕の夢が異常すぎて、結局何も当てはまらず全部NOで

「あなたは仕事で成功したい!」

…いやいや。

したいけど。

おかしいですよね?

誰かほんまに診断してくれませんかね?

では。


山本大樹

2010年1月27日水曜日

出演者による日々更新♥38

どうも児玉です。
気付けば早いもので、今回を除いて僕のブログ担当はあと1回です。

写真は昨日の稽古後、屋外での偽稽古の様子ですが、説明無しでは一体どういう状態なのか全くわからないのが面白いので載せます。

手前に村井さん、臥しているのが濱崎くん、奥で佇んでいるのが坂本さんです。
この後、村井さんに誕生日ケーキが渡されるのは昨日の坂本さんのブログの通りですが、ここの偽稽古の下り、すごく長かったんです。
一体、どういう様子でそこに居たら良かったのか未だにわかりません。
なんだかよくわからないが、そこに居ないとダメという状態。
それは写真にうつる三人も同じだったと思うのですが、三人とも当然のようにそこに立っている様子がここには切り取られていて、特に坂本さんの立ち姿のかっこよさにはハッとします。

この後、村井さんを祝い、解散か、というころ、西山さんは携帯電話が無いと騒ぎました。そして彼女はもう閉じてしまった施設の警備員さんに無理を言って、稽古場まで戻りました。戻って来て、「無かった」と言い、もう一度かばんを見て「あった」と再び騒ぎました。

これが仮に濱崎くんだと非難を浴びそうですが、西山さんの場合、「まったくー、西山さんっぽいなあ、あはは」という感じになります。
ずるいですね。

さて、演劇の稽古場の雰囲気というものをあまり多数見たことはないのですが、今回の現場、仲が良い中にもバラバラの個性を持った方々が集まり、それをまとめるのが特に大変なことに思えます。
ずるい女、西山さんがどれほどの重圧を感じているのかは想像がつきませんし、傍目からはわかりませんが、確かなのは、これはバラバラの個性がそれぞれの持ち味を自ら発揮! という現場では決してなく、主導権はいつでも西山さんにあるということ。
稽古は佳境を迎え、いよいよ困難な局面を直視しています。何かを積み重ねた塔はグラグラしています。このまま倒れる寸前のギリギリまで積み続けるのか、それともその塔は捨て、新たな塔を積み始めるのか。西山さんしかわかりえないことですし、本人もわかっていないことかもしれません。
今、どんな感じですかね? 西山さん。

最後に、どうでも良い話ですが、僕は西山さんより年嵩ですが、稽古中、それ以外、共に敬語で話しています。
この人に怒られたら怖いなあ、という人は、ここ最近、男女分け隔てなく考えてもいつもニコニコしている西山さん以外思い浮かびません。

ああ、最後のブログはどんな心境で書くのかなあ……。


児玉悟之

各方面の方々より贈る言葉♥05

この公演を立ち上げるためにCTTで披露された西山さんの「プレゼンテーション」を 見て、正直に言うとわたしは半信半疑だった。いや、微妙に「疑」の方が上だった。こ れで人が集まるのかと。原作の小説をわたしは知らなくて、だから断片的に紹介される話の中身もいまいちよく分からないし、かと思えば彼女は宇多田ヒカルを歌いだす。強烈な印象がしばらく残ったことは確かだ。しかしこれで人
が集まるのかと。
しかし人は集まったのだ。
プレゼンのあった後日、木屋町でたまたま会ったときに「これから面接なんです」と彼女は言った。その時は新しいバイトでも始めるのかと思い、マクドに行くのだと彼女は言うから、西山さんがマクドかと。マクドの店員にしてはデカすぎやしないかと。けれどまあバイトはしないとな、生活がな、などと考えていたらそうじゃなかった。この公演のことで俳優と会うのだと言う。彼女は着々と準備を進めていたのである。わたしの「疑」が微妙に上だった分、わたしの目は節穴だったということだ。ああ、わたしは今となってはもうそのことを恥じるばかりだ。
人が集まっただけではない。公演は実現し、もうしばらくすれば目の当たりにできるのである。
あのプレゼンで西山さんは宇多田ヒカルを熱唱していたのだけれど、わたしは彼女が歌うのにマイクを使うか使わないかに悩んでいたことを知っている。マイクを使ったのが正解だったのは、この企画でこれだけの人が集まったという結果が
示している。宇多田を歌い客席に向かって呼びかけ、その熱意というか、魅力というか、そうしたいわくいいがたいものが伝わったのだろう。
『西山真来はなぜこうなってしまったのか』とわたしたちには問いが投げかけられた。そうだ、どうしてわたしはあのとき「微妙に「疑」が上だった」ような見方しかできなかったのか。そしてあれから彼女が、彼女の思い描いていることがさらなる変容を遂げているならば、いやきっとそうなのだろう、だから「なぜこうなってしまったのか」とわたしたちに問いかけるのだ、そうであればもはや二月の寒さにたじろいで外出をためらうことなどあるものか。

田辺剛(劇作家・演出家/下鴨車窓)
http://blog.tana2yo.under.jp
[参考]CTTとは
http://cttkyoto.jugem.jp/

2010年1月26日火曜日

出演者による日々更新♥37


26日は、村井さんの誕生日でした。

お決まりのサプライズをしました。
と言っても稽古はいつも通り。

特に綿密な計画をされぬままだったのでどうするのかなと思っていたら、稽古後に、急遽これまでしたことのない屋外で稽古をすることになりました。

それも村井さんと濱崎くんだけ。
マフラーで笑いを隠し挙動不審な西山さんの指示に、普段通りに真面目にシーンを返す村井さん。
見守るメンバー。

途中でケーキの箱が見つかるも最後まで通し、なんとかハッピーバースデーが言えました。

西山さんがケーキを用意してくれたうえに、肥田さんがシフォンケーキとクッキーを手作りしてくれて、みんなで食べました。

坂本美夕

2010年1月25日月曜日

出演者による日々更新♥36

残りの稽古日数が9日ということを知り愕然としています。「一生は短い。一日は長い。」誰かの格言というわけではなく、昔僕の母が言っていた言葉です。一月とか一年とか、そういうものは体感出来るものではなくて顧みるもの、そして顧みるのは今日や現在なわけだから、ある長い期間を経て顧みる時間ていうのは必然的に“早い”と、思わず口に出して言ってみたくなるのが人の性というものなのでしょうか…。過ぎ去るもの、忘れるものだからっ!人間と言う生き物はっ!…などとは言わずに、思い出せる内や後悔出来るうちにこれまでの稽古の事や時間のことを噛み締めて残りの日々をしっかりと、気負う事なく過ごしていきたいものです。「そっかぁ、もう2010年ですね…」 2001年を迎えた時誰もがキューブリックの映画を思い出して「やっぱりここまではいかないものだねぇ。」などと胸の内で呟いたものだと思うのですが、その映画の続編にあたるのがピーター・ハイアムズ監督の「2010」。観ていないのでなんとも言えませんが、やっぱりそこまではいってないのでしょうね、憶測ですが。とにもかくにも早い早い。
このブログをある程度呼んでいる方、あるいはフライヤーを御覧になった方は御存知だと思うのですが、本公演の原案は舞城王太郎氏の「好き好き大好き超愛している。」です。だから必然的に“恋愛“について考えさせられます。机の上には吉本隆明氏の著作「超恋愛論」が、その一節に恋愛の感覚とは「細胞同士、遺伝子同士が呼び合うような感じ」とあります。誰にも恋の経験はあると思いますが、そのような感覚はしばしば日々の中で忘れてしまいがちです。忘れる、というだけでなく何かに覆い隠されたり、汚されたりして見えにくくなってしまっていることが多いと思います。過ぎ去るもの、忘れるもの、変わるものだからっ!
といわずに、“腹減ったから飯食う”みたいな純然な感情が誰かとの間に芽生えた事を確かめたい。「好き好き大好き超愛してる」と大声で叫ぶようなことは日常では滅多に無いですが、案外そういったことで、そのような純然な感情が再び自分の内に呼び戻される事があるのかもしれない。ジンジンするお尻をさすりながら、稽古場で思ったこと。

濱崎彰人

2010年1月24日日曜日

出演者による日々更新♥35

昨日と今日の間に
確かな眠りがなく、
ビルの
1階が昨日、
2階が今日、
3階が明日
だとすると、今日の私にとっては
今日も昨日も明日も
全て同じフロアーにあるような
感覚でした。

一晩眠ると境のようなものを勝手に作って
今日、昨日、明日を一日単位で個々に捉えていましたが、
切り替わるようなものではなく
なめらかに一続きなのかと
一瞬不思議な感覚に陥りました。
当然のことですかね?



人の家に宿泊するとほぼ必ず、
扁桃腺が腫れます。
演出の西山真来ちゃんの家は
居心地良かったのにやはり
腫れました。

しかも、筋肉痛です。
ダンスが楽しくて
張り切って踊ったら
普段使わない筋肉が
ガチガチギュウギュウピシピシです……
あ〜でもめちゃめちゃテンション上がります♪♪♪

遡りますが、先週、
身長204cmの方に出会いました。
身長149cm足らずの私の目の高さまで足がある感じでした。
そそり立っていました。
ちなみに演出の西山真来ちゃんと私の身長差は20cm以上あります。

さすがに朦朧としてきました。
幻聴が聞こえます。限界です。
久々によく眠れそうです。







写真は丸太町あたりにある
canso京都にて。
ちょうど児玉悟之くんに、と思って持参していた
中島みゆきのアルバムがかかっていました。

坂東恭子

各方面の方々より贈る言葉♥04

C.T.Tの面白さっていうと、ふだん接してる女優さんだとかが、ある意味自由な、いつものフレームを超えてくれるところにあるように思う。
たとえば僕は映画ライターをしていて、『へばの』の西山真来を見ているし、今回のC.T.Tにも参加しているイッパイアンテナと共演してきた彼女も見てきた。
でも、C.T.Tではそれまでに明らかに見れなかった彼女に出会えた。
ある意味の裏切りであり、新たな一面の発見。
しかも今回は「西山真来はなぜこうなってしまったのか」というタイトルだ。
こんなタイトルをかかげてしまったら、もはや逃げも隠れもできない。
本当に、楽しみだ。

森王子
twitterID MORIOUJI
mixi 森王子
blog 「王子という名で、ライターをしています」
illustration moriweb(妹のホームページです。) 
ポートフォリオ

2010年1月23日土曜日

出演者による日々更新♥34

また寒くなりました
村井です
ちょちょ切れます


西村さんが好きな絵描きさんを言っていたので乗っかって

私は伊藤千絵子さんていう人の絵が好きです!
造形大で日本画やったはった人で歳は多分向こうのが若いくらいで、河原町での個展でどんはまり、
2年後本人さんちの個展に巡りあわし
どどどんはまり

好きなんでっすよ!

暗くて鮮やか!
はい
あー原画で欲しい…!




あー

ためになる話したい…うーむ




坂東さんに借りた漫画は良かったです

何がっていうと
エピソードが地に足ついてて
ドラマティックだけど必然性があって
あとセリフの言葉選びも正しい

友達が漫画家してまして
雑誌に合わせた派手な読切描いて下さいと編集さんにせっつかれており
彼女はどちらかといえば地味な地に足ついた漫画かくもんだからネーム上げても
上げても通らなくて
描けと言われるもの描ける力をつけないとと踏ん張っているのですが
その掲載雑誌読切ばっかりのやつ、派手すぎたり言葉が微妙に間違ってたり(若者言葉とかでなく)

私には面白くない

是非彼女には彼女の描いてきた漫画をやっていって欲しいのです

やはり違う雑誌に投稿するしかないのだろか…

その雑誌の特性に合わしたものでないと

所属するというのはそういうことなんだろな


今回は色んなとこから人が集まってて
でも団体から単品で来てるし
質はバラバラです見事に

西山さんはどうそのカラーを出してくるでしょうか

いやーバラバラですよ

おかげでいつまでたってもわらける


画像はお腹空かして休憩時間にデイリーに行くか迷ってアンニュイな西山さん。

そういえば今日、中学時代やたら仲良かったともだちと西山さんが似てることに気付いた。
鼻から下だけね



村井春也。

2010年1月22日金曜日

出演者による日々更新♥33

夢二が好きです。
今日『竹久夢二展』をみました。

夢二は大正ロマンの美人画で名の知れた人ですが、本の装丁、着物の柄のデザイン、作詩、作曲まで手広く作品を残しています。
夢二の絵は線が柔らかくやさしい雰囲気があります。
私は展示のなかで、着物の裾から出ている足袋を履いた足の描写が気になりました。『京女百態』という巻物の中に女の顔やら支度姿と並んで着物の裾の描写があります。ふと、芸者さんの裾から見えた足袋を履いた足が目にとまったんだと思います。裾の赤いぼかしとそっと寄せた足袋の足がなんだかすごくかわいいと思えます。
夢二の絵には作者の思いが写りこんでいるようでなんとなく見ている側もその気になるのです。
夢二の絵のほとんどが女性なんですが、みんななよなよしてます。それがとても色っぽい。実はモデルとなった女性達は夢二の妻もしくは恋人もいます。実際残っている写真を見るとやはりしながあって絵と雰囲気が似ています。36歳の時に当時付き合っていた23歳の彼女が亡くなり、後に自伝で「私は36歳で死んだ」と彼女との魂の心中をほのめかすなどかなりのロマンチストです。
好きなものを好きなままに描けることって素敵です。
あと、私のオススメは「大徳寺」というタイトルの舞妓さんの絵です。見つめてしまいます。
25日まで京都高島屋7階でやってますよ。

夢二が好きな私はハンコを作ってもらいました。これは京都一乗寺にある本屋さん(恵文舎)の展示イベントでnorioさんというハンコ作家の方に作っていただいたものです。30分でヒアリングと製作。持って行った夢二の絵をモチーフに作ってくれました。年に一度京都に来られるようです。


好きなものを口に出すといっぱい集まってきます。
私は【夢二・馬・ヤモリ】が好きなんです。友達や知り合いからのいただき物で私の部屋は馬ぐっつでいっぱいです。最近「馬映画100選」という本をいただきました。映画に出てきた馬ばっかり載っています。すごく嬉しいです。
好きなものは好きだと言っていいと思います。好きなのだから。


西山さんは「くじら」が好きみたいです。「動物で何が好き?」と聞いた時、「魚・・・・・くじらかな」 と遠くを見て言ってました。西山さんの視界には何が見えていたのだろうか。


西村麻生

2010年1月21日木曜日

出演者による日々更新♥32

こんにちは。

木曜の山本です。


木曜日はダイエーが安いらしいですね。

「モックン」って言う「木」に手、足、顔がついたキャラクターのシールが安さの証。ちょっと顔が怖いおばちゃんが可愛らしい「モックン」シールが貼ってるパックに執着する姿はなんとも…。


僕にもいつか「モックン」シールが貼った肉のパックでカゴをいっぱいにする日がくるのかなぁ。

「モックン」のパワーで安くなってるとはいえ、僕の手に届く額ではない。

レジでモックン嫌いとか思われてたら嫌やな。


めっちゃ好きだのに。


結局今日も家に「モックン」を連れて帰ることはできずじまいで、家に着くやいなやキャベツをコンソメにぶち込みました。

ちなみにそのキャベツは西山さんの実家で採れたというそれはそれはありがたいキャベツだったそうな。


なんか普通のスーパーで売ってるキャベツと違って、中身の層がエキセントリック。


だったそうな。
でも美味しかったですよ。ありがとう、西パパさん、西ママさん。


しかし最近食べ物をよく人にもらいます。昨日坂東さんに犬顔やな〜って言われたこととなにか関係しているのか。

まあ実際もらったらすごいうれしいんですが、この前旅行にいって帰ってきた友達にあるものをもらってものすごいもどかしい気持ちになりました。


その子は「いっつも缶詰とサトウのご飯ばっかり食べてんねやから、たまには美味しいものを!」


という優しい気持ちでそれを選んでくれたようなんですが。



ん〜


なんと言いますか…


ギャップですね。その子からしたらごく当たり前に存在するものが僕には無いんですねえ。


怖いですね〜恐ろしいですね〜ホラホラ

その子がくれたのは




「釜飯の素」


だったそうな。


山本大樹

2010年1月20日水曜日

出演者による日々更新♥31

どうも。児玉です。
先週、先々週と、長文のブログになってしまったので、今回は稽古場での写真を何枚か掲載することにします。

一体、どこにいて、どうしてしまったのか良くわからない山本くん。

食パンにゴムをぶつけようと真剣な西村さん。

「失敗しちゃった!」というような様子の村井さん。

大量の食パンを持ち上げた西山さん。

写真を載せてみたものの、なんというか、どのような公演になるのかちっともわからない写真ばかりになってしまいました。

ちなみに、食パンは今回の公演には登場しません。大量の食パンが見られるのなら観劇に行こう、と思われた方がいらっしゃったら、ご期待にそえないですので、あらかじめご了承ください。

児玉悟之

2010年1月19日火曜日

出演者による日々更新♥30



ブログ当番が、あと2回になりました。
日々、本番が近づいています。

写真は、会場のアートコンプレックス1928を下見した時のもの。
ノスタルジーな空気感が満ちる劇場は、元々はオフィスビルとして使われていたで、建物好きな私には壁も床も見所が多く舞台の下見だけでない楽しい時間でした。

地下のカフェ(Cafe indepandans)は、打ち入りの二次会で行き、blog当番のくじ引きをした所でもあります。
その時に西山真来さんは、本日のおすすめ ベリースムージ(たぶん、そんな名前)を飲んでいました。

坂本美夕

各方面の方々より贈る言葉♥03

はじめまして。
西山さんとは2009年前後ぐらいから親しくさせていただいております、劇団衛星のファックジャパンという名前の太っている俳優です。
私という人間は、これまで決してセクシーに馴染みのある生活を送ってきたわけではありません。
それどころかセクシーという単語自体、久しぶりに思い出して使用しましたので緊張しております。
そんな私ではありますが、
西山真来さんは妙にセクシーな人だなと、常日頃から思っております。

この妙さは一体何なのかなと5分ぐらい考えたりもしたのですが、
結局、よくわかりませんでした。
ハッキリしている事といえば、
それは私が今まで知っていたセクシーではなかったというぐらいです。

そんな西山さんの創る舞台です。

観劇したら、
きっとまた何か知らない事を思い出したような気がするのではないかと思うのですが、
いかがでしょうか?

ファックジャパン
1979年大阪生まれ。2000年前後に劇団衛星入団、以降のほとんどの作品に出演。その他、外部舞台への出演も多数。他にも北村成美「アイノジカン」、砂連尾理+寺田みさこ『I was born』など、今のところ4年に一回ダンス公演にも出演。
第11回関西現代演劇俳優賞男優賞受賞。

2010年1月18日月曜日

出演者による日々更新♥29

東山青少年センターの稽古場は予想以上に広く、また壁に防音加工が施されていることもあり声があまり通らず悪戦苦闘した。
手帳を開いてみると小屋入りまで2週間と少ししかない。前々から焦りはあったものの、現実的に焦る。シビアに焦る。焦る以上に自覚的に行動せねばなと現実的に焦るということです。
西山真来さんは基本的に直接的な演出、直接的というと語弊があるかもしれませんが"言い過ぎる"ような演出はしません。そもそも舞台経験がそれほどない僕なので、相対的な判断ではありませんがとにかく役者さんにある程度委ねます。だからいろいろ考えさせられます。
今日も稽古場で"日常性"という言葉が出てきましたが、舞台上に日常的な身振りやら声色やら息づかいを持ってくるというのは難しいものですね。
視線の先にいる誰かに、そしてそれらのやりとりする様子を見つめる誰かに、ある感情やら状況やら空気を伝えることの難しさ。先述した通り役者経験が殆ど無いが故のぼやきなのかもしれないのですが、とにかく形骸化した感情、記号的なそれにならないような自分でありたいなと思うものです。一時でもいいから本当の場所がそこに体現出来ればいいなと思います。あくまで僕目線ですが。

濱崎彰人

2010年1月17日日曜日

出演者による日々更新♥28


久々に氷柱を見ました!寒っ!

バタバタと大阪九条の映画館、シネ・ヌーウ゛ォに向かい、『エル・カンタンテ』という映画を観て外に出たら、太陽サンサンでぽかぽかしてました。
人間って、と、ちょっと涙したりして身体が冷えてたのでお天道様に感謝。

演出の西山真来が出演した映画『へばの』の中で、もっっっのすごい真来ちゃんのお箸の持ち方が気になったシーンがあったのですが、お父さんが作ってくれたご飯を食べて、娘である彼女が一言「おいしい」と言った瞬間、涙がぐわんっと溢れました。形より心。複雑に泣き笑いしました。

休みの日に一人で出歩くとなぁんにも喋らずに終わることもありますが、昨日、今日はいろんな方、表現に出会い、助けられ温められ癒され気づかされました。

息って、自らの心って書くんですね。
生き様=息の有様?
舞台は生物。
息遣い大切にしたい。な。

…でもってですね、恥ずかしながら自分の名前の漢字にも心が入っていることを今日初めて認識しました…なんてこと。

15年前の今日の阪神地域と同じように、同じようにじゃなくても天災、人災いろんな形で今もどこかで息の詰まる思いをしている人々がいるのだろうと思うと一時も心休まらない。でも、自分の生活の中で常にそういったことばかりを気にしているわけでもないので、ふと思いを馳せた瞬間に黙祷します…地球はただ回りつづけるだけなんだけどな。たぶん。


坂東恭子

2010年1月16日土曜日

出演者による日々更新♥27

寒さがきつくて皆さんないてますか
私ないてます
心ギリギリします
夜中寒さで起きてしまいます
嫌です
明日湯たんぽ買いに行きます
安売り残ってますように…


ジャガイモがめちゃめちゃ美味しいですけど皆さん大丈夫ですか?

ポトフとかポテトチップスとか美味しすぎませんか?
あと今川焼とか、甘酒とか…

食い物の話しかできないくらい食い物のことばっかり考えてます。


稽古場では相変わらず西山さんがすげえ薄着です
なんであれで生きてられるのか分かりません
すげえなあと思います。

食べ物に戻りますが、おっぱ○チョコとか○んこチョコとかはどうしても食べれません。

さてここで問題です

いっぱい、の、「い」を「お」に変えて読んでください





これは私が仕事先で小学生に出されたクイズです。





いいですね?




正解は…



おっぱお!です



因みにこれを出された経緯ですが

少し下世話トークをしてまして「やめなはれやめなはれ」と言うてるとこでした

流れ的におっぱ○と思った私は「答えたくない」と言い張り、
「じゃあ言ってあげようか」
「言ってや」


「おっぱお!」
「…!」

「これは…言いたくないって言う人の方がエロいってことやな」
ニヤニヤしながらうなづかれ

見事はめられました




皆様はどうですか

きっとハマってないでしょう活字だし
わたしの頑張って挟んだ下世話トークも微妙だし


ということで日曜日は稽古休みです
よく寝ますよ


村井春也。

2010年1月15日金曜日

出演者による日々更新♥26

今日は西山真来ダンサーズの日らしいです、金曜は稽古に出られません。次回どんなダンスが見られるのか楽しみにしています。私も日舞がんばります。

 まったく別の話をします



ミクロとマクロの世界

 私が高校生の時、学校の特別授業で京大のノーベル賞候補者であった科学者の話を聴講した時のこと。白髪のお年をめされた博士はブロッコリーを片手にある数式について語ってくれました。ブロッコリーは全体からその一欠けらをとってもやはりブロッコリーの形をしていて、細胞レベルまでもが全体の形状の相似形である。つまりブロッコリーはその一部どこをとってもブロッコリーであり、ブロッコリーは小さなブロッコリーの集合体であるといえる。これを数式に当て嵌め計算すると見事に美しい図形ができあがる。それはまるでアンモナイトのような形の模様がいくつも並ぶCG画像、その一部を拡大してみても渦は永遠におわることなく肉眼では見えないミクロの世界までも続いているのです。
 その数式の名前も忘れてしまったし、その数式を私は全く理解できませんでしたが、その博士のブロッコリーを握り締めての熱弁と、最後にブロッコリーを『食べてください』とスーパーの袋に入れてくれたこと、数式による図形の画があまりにも美しかったので、まさに目を丸くして感動を覚えたのでした。ブロッコリーの偉大さに魅了され暫くの間、「街路樹はブロッコリーだ」「私の細胞の一つ一つに私がいる」「私は世界の一部で、世界は私の一部である」と果てしない妄想の中で日々興奮状態でした。いつかこの数式をダンスにしたい。私は常日頃から踊る子でしたが、どうやらこのとき最も踊ることを志したように思います。

今まで忘れていたのにふと思い出しました。

西山さんの稽古が始まってからふとわかったことがあります。ピンとくる。それは、私とか役とか超越してここに立つこと。つかめそうで掴んではいけないもの。感覚的過ぎて表現がなってないですが、私にとってとても大事なものです。いつもギリギリの所に立っている。それを選択するのだと。


西山さんこそそんな宙ぶらりんの何も無いところに安定して立っている。そのように見えます。我々はこの果てない宇宙で浮遊しているわけですが、皆さんと出会うことができるのでしょうか、根拠のない確信が私に揺さぶりをかけます。慎んで公演を迎えたいものです。

西村麻生

2010年1月14日木曜日

出演者による日々更新♥25

こんばんは。

山本です。

今日はほんまに寒いです。いつも自転車で稽古場までいくんですが、途中で手をあたためるためだけに缶コーヒーを買いました。

寒さから逃げるように稽古場に入ると、ハマンチュラさん(濱崎さん)がビデオカメラをかまえて簡単な振り付けで躍り狂う西山さんを撮影してました。

しかも時々西山さんがカメラに向かって躍りのポイントを言いながら躍っていました。

歌のお姉さん的な。

…最近どんどん仲良しになっていく二人。なんて斬新な遊びだろう。

でも楽しいのか?これ。

恐る恐る事情を聞くと、明日は西山さんが休みで、そのための映像だったようで。

つまり明日は二次元の西山さんに演出されるっちゅうことですね。

ぶっとんでるな〜ほんと。

てなわけで明日がものすごく楽しみです。

山本大樹

2010年1月13日水曜日

出演者による日々更新♥24

児玉です。
寒いですね、今日。

今日はざっくりと通し稽古をしました。
日々変化する演出に、はてどこまでが暫定していたのだったか、と思い 返しつつ、今日はここまでだったなと体を動かします。

個人的な感想としては、抜き稽古よりも通したほうが視界がクリアになります。当たり前のことかもしれませんし、他に演劇の演出を受けたこともほとんど無いのでわかりませんが、今回の公演は、その傾向が顕著
に感じられます。
と、いうのも『西山真来はなぜこうなってしまったのか』は、僕は僕の役柄の軸を考えて、ということが成り立たないのです。どうやら、僕は僕と僕の役柄だけではなく、僕は山本くんかも知れないし、坂本さんかもしれないし、西山さんかもしれない、といったふうにこのところ感じられてきました。

ゼロ年代と呼ばれる時代も終わりましたが、その時代、様々なメディアで大きな流れを担っていた思想に「セカイ系」というものがあります。
簡単に説明しますと、僕と彼女(唯一の他者)という小さな、そしてはみ出さない枠がありまして、そのミクロと、たとえば世界の危機や滅亡といったマクロが、中間を抜いて直結している物語構成のものを広くそう呼称しているようですが、そんなことよりも、西山さんは今日、髪を後ろでまとめて稽古場にいらっしゃいました。
とはいえ、ジーンズをルーズに履きこなしラジカセ(稽古で使用します)を片手にやってくるヒップホップスタイルはいつもと同じでした。
濱崎くんは、もう肌なんじゃないかというくらい毎日同じ服です。山本くんはいつもスタイリッシュなオシャレさんです。村井さんは、シルバーのベンチコートを格好良く着こなし、稽古中には台詞を間違えたものの、その瞬間を最高に劇的な瞬間に昇華させ、青い自転車で帰っていきました。西村さんもまた今日もとてもオシャレで、こちらは赤い自転車のような乗り物に乗って帰っていきました。坂東さんは今日もお菓子をくれました。昨日もくれました(プリッツ)。そういえば昨日は坂本さんにもお菓子をもらいましたが、ラスクなのに明太子味で、九州のお土産とのことでしたが、とてもおいしかったです。

さて、「僕と彼女(唯一の他者)」の僕が、僕だけでなくこのような多種多様な方々なのだとしたら、とても複雑です。複雑というか、解明できるようなものではないので、そうなれば、それをじっと観察し、「緻密に汲み取る」くらいしか、なす術はないでしょうか。仮にそうだとすれば、西山さんはそれをされているということになるでしょうが、その西山さんすらも僕の一面なのかも、と思うと、果たして『西山真来はなぜこうなってしまったのか』、それを説明するのはいよいよ誰になるのでしょうか。
こればかりは幕が開けないとわからないです。

児玉悟之

2010年1月12日火曜日

出演者による日々更新♥23

西山真来さんが、お正月過ぎまでやってると教えてくれたバクダットカフェを観て来ました。

映画館に入ると、濱崎くんが働いていて、稽古場でもおなじみの灰色パーカ姿で対応してくれました。

私は知り合いが働いている所を見たり自分の仕事中を人に見られるのは、なんだか照れくさくそわそわします。
この日も身の置き場がない感じになりつつ開場までのあいだチラシを見たりしているなか、場内案内をする濱崎くんの声に、いつもと変わらない声なんだなぁと気づき、そういえば他のメンバーは、どんなふうに働いているんだろうと思ったのです。

西村さんとこの稽古が始まる前に会ったときは、制作さんとして働いていた時。
今とは少し違った雰囲気だったと思い出しました。
恭子さんもいつも以上に大人に感じたし…みんなそれぞれ、いろんな場所に居るんだなと思ったのでした。

そう、カラオケに行った時、みんな歌が上手なだけでなく稽古とも違う面が見られた気がしたのですが、西山さんだけは、バクダットカフェの主題歌を歌う姿は、ふだんと変わりない温度だったのが印象に残っています。

坂本美夕

2010年1月11日月曜日

出演者による日々更新♥22


9日に本公演の会場であるアートコンプレックスにみんなで見学に行きました。アクティングエリアを想定した稽古は前から行われているのですが、“その場所”に立ってみて思ったこと、「やっぱり狭いなぁ…」
昨日の坂東さんのブログにも自身の怪我のエピソードが綴られていましたが、僕も稽古が始まった当初は自分のももや腰に日々増えていく痣の数に、そしてその懐かしい痛みに、体育会系的な清々しさを思い出したりもしていましたが、清々しい程度には済まないようなそれが僕や誰かに起こり得る、その事にきちんと自覚的にならなければいけないなと、実際の舞台を前にして思い知らされました。
なぜなら吹っ飛んだり、もげ落ちたりするのですから。投げ飛ばしたり、蹴りあげたりするのですから。油断大敵です。しかし午後の静かな日差しが降り注ぐその場所で、窓の向こうの屋根瓦を指差して演出の西山真来さんは静かな声で劇場スタッフの方に尋ねます。
「あの屋根の所は(アクティングエリアとして)使えないですよね?」
緊張感を高める、楽しみつつも。そ $&?4$GRl$-$^$7$?!#
その日は初めての通し稽古で何故だか指先が震えるくらい緊張しました。そして最後にみんなで『呪怨』みたいな声出しました。リゾットやらサンドウィッチやら食べて解散しました。夜は冷えます。



濱崎彰人

2010年1月10日日曜日

出演者による日々更新♥21

昨日、稽古中に突き指しました。

映画なんかで骨が折れる効果音みたいにグリグリって鳴りました。
ちょと笑けたけど、痛みと情けなさが混ざって泣き笑いになりました。

身体がぎこちなく、うまく動かないなぁと感じていた矢先のこれだったので、身
体が覚醒された感じでした。

小さい頃はよく擦り傷作ったり打撲したりしていたけど、歳をとるにつれて恐怖
みたいなものを脳が覚えていて限界を知らずに何かをするということを避けがち
になっています。

で、西山真来にはそれがない。
気がします。限界を越える、挑戦するとかではなく、やってみてしまう。半端な
い…。


まぁ、それで、
稽古後、西村麻生ちゃんが、焼酎漬け枇杷の葉エキスをつけて、愉気してくれま
した。ジンジン効いてます。


今日は十日戎でしたね。まったく無縁な話題ですが、
知り合いの家では、本当は1月6日に行われるクリスマス最後の日のパーティーが行われていました。
1月5日に美夕さんの日記に書かれていたことが、知識じゃなく、実感、になりました。




写真は、稽古後にどうしても寄ってしまう、ベーカリーの美味を味わうNM二人。


あ。
明日(って本当はもう今日なんですが)、
大阪の精華小劇場で知り合いの古田敦子さんがミームコーポレルドラマティックの作品を上演します。
ミームコーポレルドラマティックがどういうものなのか、詳しくはここに書けませんが、しかも今回の公演は見られないかもしれませんが、いつか機会があったら是非観てください。
とても素敵です。

坂東恭子

2010年1月9日土曜日

出演者による日々更新♥20

踊る児玉さんのムービーが癒しです

おこばんわん
村井です


こないだカラオケに行きました
西山さんに踊ってと言われてPerfumeのコンピューターシティーで児玉さんが無心
に踊っていて

その様が
あんまりにも素晴らしくって!

ムービーに納めました。
これで日々に潤いができました。
何日か生きれます。



お待たせしましたやっと納めました坂東さん!
これでやっと坂東さんを見せれた…よかった…他の人の時に写ってたけど…
モバイル写はむつかしいけど、ご本人からOKいただけましたので!


ぽちぽち衣装合わせも始まってますよ
いやーべらぼうに可愛くなりたいですね。
こないだ稽古でまた自分のヘタレ加減にグッタリしました
グッタリしてるばあいじゃないすよ

あと1ヶ月切ったー!
ぎゃああ!



西山さんの来てたセーター腰丈くらいのを、坂東さんが着たらワンピースでした

みんなシータみたいと言ってました。

村井春也。

2010年1月8日金曜日

出演者による日々更新♥19

西村です。
新年の初稽古。6日の児玉さんのコメントを読んで、私もなんだか気持ちが引き締められて稽古に行きました。しかし、当の児玉さんが稽古場に現われずじまいで、寂しかったです。きっと気が張りすぎてしまったんでしょうね。児玉さんらしいです。

稽古がしばらくぶりで新鮮というのもありますが、皆やはり変化していました。
それはいい意味で、それぞれがもっと深く探して試しているんだと思います。カラオケで疲れるまで歌い踊ってから一段と仲良くなった気がします。少なくとも私は一人一人が気になります。そして、新に新メンバーが稽古場に現われました。この演劇が最終的にどのようになるのかわかりませんが、まだまだ変化の過程であることは間違いないようです。
あと1ヶ月。綿菓子をつくるように、勢いと、やさしさと、まとまりをもっておいしいものをつくりたいです。


初稽古の西山さん
目と口を、同じ大きさに開け、舞台つらの上下(左右)をサササササーと行き来します、何か発見したようです。

☆オマケ(せっかく撮ったのでアップします。)



男性陣は揃って“メガネ男子”

西村麻生

2010年1月7日木曜日

出演者による日々更新♥18

山本です〜

僕イッパイアンテナという劇団に所属しているんですが、今日久々にその劇団で飲み会をしております!

やっぱり

いいすね♪

なんか久しぶりに集まったんでなんか気恥ずかしい感じもありますが。


ちなみに今日はこの芝居の年明け初の稽古でした。

こっちもこっちで若干気恥ずかしいかった(笑)


でも新鮮でやりやすかったりして今日はほんま僕の中で内容が濃い練習でした。
今まで良いと思ってた所が課題だったり。

とにかく良いもん作ろ!

山本大樹

2010年1月6日水曜日

出演者による日々更新♥17

あけましておめでとうございます。

児玉です。もう6日なので新年の挨拶をするべきか少し考えたのですが、明日、木曜日担当の山本くんによる大晦日の投稿が、少しずれて新年最初の投稿になっていたので、出演者7人、ひとまわりで区切りも良いので、最後の新年の挨拶をさせて頂きました。

さて、濱崎くん、坂本さんの投稿にもあるように4日にカラオケで会ったのが今回の参加者との2010年の挨拶でしたが、明日7日からは少し長いお休みを経て、稽古が再開します。

今回の『西山真来はなぜこうなってしまったのか』、あまり大きくは告知されていませんが、舞城王太郎の小説『好き好き大好き超愛してる。』がモチーフになっています。その舞城王太郎は『好き好き大好き超愛してる。』で一度、芥川賞候補になりましたが、年末に発表された第142回芥川賞候補作で再び『ビッチマグネット』という作品がノミネートされていました。このことと、『西山真来はなぜこうなってしまったのか』によって、また『好き好き大好き超愛してる。』が注目されれば嬉しい限りですが、当初、それは今回の作品のキャストとスタッフを西山さんが募集していた時に始まり、フライヤーが作られる直前まで、のことですが、今回の公演は『西山真来はなぜこうなってしまったのか』ではなく、『好き好き大好き超愛してる。』にすると西山さんが仰っていた時、その小説を好んでいた私ですが、そのままタイトルに使用することには内心、反対だったのです。それは単純に「舞城王太郎作品の舞台化」という色眼鏡に回収されるのはもったいないし、違うと思ったからです。というのも、稽古が始まる前、そして稽古が始まりじょじょに鮮明になってきたこの公演の向かう先は、巨大な告白装置なのではないか、そして、だとすれば、それを促したものが『好き好き大好き超愛してる。』であることは素晴らしいが、それそのものをタイトルに冠してはならないのではないか。初め疑いの様相だったそれは確信に近づいていますが、それに比例して、身が引き締まる思い、そして西山さんのその覚悟の迫力に圧倒されてなるものか、といよいよ緊張している私です。

とにかく2010年2月5日、6日、7日の16時、われわれは何らかの姿で皆様の前にいることになります。それがどんな形であれ、告白であることを祈りつつ、さて明日からまたがんばります。

児玉悟之

2010年1月5日火曜日

出演者による日々更新♥16

あけまして おめでとうございます。

これが載る頃は、きっと6日ですね。
まだ年始の挨拶からはじめて良いものか迷ったのですが、イタリア等に行っていた人からもらったカレンダーは、6日が赤色でした。

イタリアでは1月6日は、優しい魔女が、良い子にはお菓子を悪い子には炭を靴下に入れるという日のようです。
その日までクリスマスらしく、日本でもちょうど7日の七草粥と時期が一緒だし、まぁいいかと。

本年も、そして本公演をよろしくお願いいたします。

今年最初にメンバー全員が揃ったのは、カラオケ大会の時。

前日の西山真来さんからのメールで「めかして来てね。 きもち☆」という指示があり、彼女は集合場所に人が来る度に、来た人のコートを捲り楽しそうに服装を確認。

なかでもテンションが高くなったのは児玉くんの服装。
私には、何がヒットしたのかは、わかりません。
衣装に関係があるのでしょうか。
ブーツが、要のよう。

左端に体半分が写り込んでいるのは濱崎くん。
いいコンビです。

さて、カラオケ大会の方は、みんな上手く聞き応え充分でした。
人により演出の指示が耳元でささやかれ、踊ったり歌ったり。
これが、どうなっていくのか…後、1ヶ月です。

坂本美夕

2010年1月4日月曜日

出演者による日々更新♥15

明けましておめでとうございます。月曜日担当の濱崎です。
共演者の方々もそれぞれの年末年始を過ごされていたようですが、僕はと言えば、本公演の共演者でもある西村さんの主催ユニット「seesaw」のダンスDVDの編集作業、本来ならばもっと早くにお渡し出来ていた筈なのですが、スパッと物事を処理出来ない僕はこの作業に約5ヶ月もの時間を要してしまいました。とにかく新しい年を迎える前にお渡しすることが出来てよかったのですが…もう少し手際良くても良い筈ですね。
1日から本日4日にかけては帰省。御節料理を堪能して参りました。NHKの「ゆく年くる年」とこの御節料理(ちなみに僕のお気に入りは膾と黒豆です)を経て、漸く一年の終わりと始まりをしみじみと感じることが出来ます。
で、今日は以前からこのブログ上でも告知されていた新年カラオケ大会の開催日でした。三時間、こんなにも楽しいカラオケも久々でした。呑み踊り歌い…村井さんのクラムボン、西村さんのシスコ土産の“少し変わった味の”グミ、物欲しそうな目つきで坂本さんの歌っている姿を見つめている西山さんの表情…新しい年、早速稽古が待ち遠しいものです。




濱崎彰人

2010年1月3日日曜日

出演者による日々更新♥14

年明けてから年賀状を書くのがここ数年の習慣になってしまっている坂東恭子です。
賀状は11月頭に買ったのに。

久しぶりに関西へ戻ってきた知り合い、お世話になった劇場さん、劇団さんとの忘年会などで瞬く間に年末は過ぎ、
元旦にふと、今日は何曜日?と思いました。

休みに入ると途端に曜日感覚がなくなります。

ネパール料理屋さんの“年末までナン1枚無料”券をいただいたので、28日夜に職場の方と喜び勇んで向ったのですが、なぜかタンドール(ナンなどを焼く窯、だと思います)をもっと強いものにする!と、工事中でした。
「あと、2時間くらいしたら開店できる」と言われましたが、「工事するなんて聞いてないよ〜そんな待てないょ〜」と、結局インド料理屋さんに行きました。

胃の調子が悪いにも関わらず、食いしんぼなので、またもや許容範囲超えて食べてしまいました。

31日、母の手伝いで御節を作りました。といっても、ほんの二品半くらい。
私が大好きな栗きんとんと柿膾。そして、お煮しめの下ごしらえまで。
栗きんとんのキントンは、兄と兄のお嫁さんが作った、とってもごつごつしたサツマイモで作りました。これがまたしっとりホクホクで美味♪
基本、家で作る御節料理が大好きです。お餅は最上級に好き。



写真は、
天川村へ行く途中、乗り継ぎ悪くて、途中下車した駅(確か、橋本駅)前で観光案内板を見て、くるっと後ろ向いたらカップルが写真撮っていました。
写真撮るほどのものなの?
と、目の悪い私はさらに近づいてよくよく見て、わわんっとしました。あらこんなところに、なぜに楳図かずおの描く像?
知り合いに送るべく写真撮りました。


天川村は異常にカメムシが多かったです。どこから現れ落ちてくるのか、こんなに寒いのに平気なんだ、と感心しました。
鈍感な私は3匹くらい踏んでしまいました。その度に写真の薪ストーブにくべて成仏させてあげました。えらそう。。。

天川は知り合いの劇団のアトリエに行ったのですが、忘年会に参加できないために忘年会“前夜”に行っただけの私は、この劇団が稽
古前に必ず行う訓練を受け、
「お前は、(単純に)運動不足」
と言われました。
それでもここでも、すき焼き、焼き芋(薪ストーブで焼くの。ホクホクです!)
、あんこ餅、お好み焼きをお腹いっぱいいただいて下山しました。

天川は寒いけど、夜中に見た月は神々しくて吸い込まれそうでした。

昨日は、演出の西山真来ちゃんと出会ったきっかけのダンス公演共演者の家で新年会でした。
天麩羅、湯豆腐、豚肉と白菜のあんかけ炒め(?)、そして、坂本美夕さんの博多土産、明太子と塩辛、和菓子や男前クリームパン(西山真来ちゃん持参)などなど、また美味しい物をたくさんいただきました。
ほんまよく食べます。

最近、自分の咳き込みが激しくて目が覚める日が続いています。
(でも食欲はあります)
たぶん、呼吸が深い方が咳って出てこないんじゃないかしら、と思うのですが、なぜか、意識するとごほごほ止まらなくなります。

そうそう、長いですね。
そうそう、でもって、昨日、西山真来ちゃんと大宮にあるHattory(つづり間違っていたらごめんなさい)というカフェに入りました。
二人で窓際に座りました。
この窓際の席はすべて、窓外が見えるように二つの椅子がきちんと横並びに並べられていました。なんだかはにかんだ気持ちになりました。でも、雰囲気はすごく好きで、少しお洒落した大正だか昭和ロマンなカップルが座りそうな空間でした。
ここに辿り着く前に、生活の木というお店に行きました。
どちらもシンプルが似合う西山真来の好みの場所です。
きっと。

役者のみんなだけじゃなく、これをアップしてくださっている制作の土屋さんにも舞台監督の米谷さんにも舞台監督補助の肥田さんにも、早く会いたいな♪みんなめちゃかわいいんだもの。

そうそうそう、箱根駅伝を少し見ました。紅白も適当に見ました。
感動するシーンがありました。単純に泣き虫なんですが、そんな感じを抱えて舞台に向っています。

完全に冬休み日記になってしまいました…
ららら〜ほな明日の方へバトンタッチ♪

坂東恭子

2010年1月2日土曜日

出演者による日々更新♥13

新年あけましたおめでとうございます、村井です
実家に帰ってました
案の定肥りました
ガキの使い5時間?6時間?specialは流石に長かったです。
ビバリが出て来るとこが一番好きでした。
画像はボインジャーです。



稽古はもちろんまだ始まっておりませぬ

4日明後日が新年早々のカラオケ大会です

西山さんの歌のチョイスは宇多田が多い気がしていますが、好きなのかどうか聞
けずにいます。
なんとなく


そういえば26日にうっかり出先で西山さんに会って

というか学生劇団見に行ったら見に来てて

気付いたのが観劇中で

ついうっかり、西山さんがどこで笑うか観察してしまいました。

そんな年末でした


今年もよろしくお願いいたします。

村井春也。

2010年1月1日金曜日

出演者による日々更新♥12

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。



2010年1月1日。新年の挨拶は変わりませんが、やはり年に一度の言葉があるとなんとなく気分も変わりますね。

今年の干支


 “寅”去年からアメには恵まれております。でもなんでこんな情けない顔なのか・・・・。
私は年女です。メンバーの濱崎君も年男。特に意味はないけど、少し特別な年。


 お気に入りの神社でおみくじを引きました。


 〈九番 感謝せよ奇跡を興える〉

初めて引いたとき、“大吉”とか“末吉”とかではなく、しかも言葉が直接的で、えらそうなおみくじだと思いました。神に失礼ですが。

しかも一行だけ。12番という番の少なさ。

ちなみに去年引いたおみくじも九番でまったく同じです。でも1年過ごして、なんかこの一文の強烈な暗示にかかったような気が。今年もこのおみくじをありがたく部屋に貼っておきます。このおみくじは、京都市左京区八瀬の九頭竜大社さんのものです。他に<念がたらぬ感謝をもって信心せよ>みたいなの もあります。機会があれば引いてみてください。




 『一年の計は元旦にあり』といいますが、みなさんはもう目標たてましたか?

私はいつもドタバタでたてたようで忘れていることが多いのですが、今年ははっきりとした目標をもてそう。

去年は180度方向転換をし演劇の世界に踏み込だ結果、次から次へと出会いがありました。西山さんもその一人。今年は出会った人とのつながりをもっと深めていく年。

そして、今年一番目のこの企画もちろん全力投球です。この企画のメンバーは一方向にって進んでいるのではないように見えます、西山さんによってお互いが各々の方向に確実に向っていて、西山さんがそれを見事にからめて巨大なオブジェへ編み上げていくような感じがします。不思議で快感です。



 そうそう、西山さんて京都人なんですよね。京都弁て意識はしないけど、私もそうなので話ていてほっこりするなぁと。

別れ際は  『ほな、』

「さようなら」とか「バイバイ」とかではなく「ほな、」って蝶が飛ぶ瞬間の音無き羽音みたい。
また続いていくような、始まるような。

 新年もよろしくお願いします。ほな、

西村麻生

各方面の方々より贈る言葉♥02

西山真来さん、新作公演に寄せて

西山さんはずるいと思う。まだ知りあって一年も経っていないので、本当のところ彼女がどういう人なのか、未だによくわからないが、これだけは言える。彼女はずるい。

この文章を書いてくれという電話があったときも、何となく、すんなりと受け入れてしまった。電話を切ってから受け入れたことに気付いたぐらいだ。
なんというか、物腰の柔らかいふりをして実は、強力な「絶対力」みたいなものを彼女は持っていると思う。

今回の、この企画のプレゼンと題して行われたC.T.T.でも「まだ段取りが頭に入ってないんです」とか言いながら、楽屋で宇多田ヒカルの歌の歌詞を必死で暗記していたかと思えば、本番では熱唱。よくわからないパンチやキックを繰り出して、結局、歌詞も適当。

それでも舞台上で、彼女はとても魅力的だった。彼女が彼女である限り、揺るがない何かが、体から滲み出ているように見えた。

彼女の魅力は、彼女自身の欲望や意思とは、少し距離を置いたところから滲んでくるように思う。筋肉の束が集結して発揮される力とは程遠い、けれどもそれらに匹敵するほどの強さと、しなやかさを持った何か。
彼女が舞台に立つとき、そんな「柔らかな絶対力」が彼女に「やってくる」。

そんな力を「繰り出す」のではなく「やってくる」というところに彼女の魅力があるような気がする。

でも西山さん本人はその力が何なのか、しかと掴んでいるわけでは、なさそうだ。そんな力がやってきたとき、本人も本気で驚いたり、当惑したり、時には迷惑がったりしているように見える。
そう、そんな風に見える。
いや、もしかしたら、そんな風に見せて実は計算かもしれない。もしそうだったらきっと、僕は心地よく悔しがるだろう。「西山真来はやっぱりずるい!」と。

西山さん、また今回もまた、あなたの不意に繰り出すパンチや、跳び蹴り、醸し出す空気が、観客の心をつかんで離さないその瞬間を、僕は心待ちにしています。

京極朋彦(ダンサー/俳優)
1984年生まれ。07年京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科、舞台芸術コース卒業。 
シャープな身体性とバネのようなリズム感、ひとの2.5倍の汗を武器に、京都を中心に劇場、ライブハウス、クラブイベント等で、役者・ダンサーとして活動中。
2006年卒業制作として上演されたソロダンス『鈍突』が学科最優秀賞、および学長賞を受賞。
今後の活動として、神楽坂die pratzeにて2010年1月22日開催、神楽坂die pratzeにて、ダンスが見たい新人シリーズ8 I Group 『重題』(演出・振付・出演:坂本典弘)に出演など。