2010年2月8日月曜日

それにしても西山真来はなぜこうなってしまったのか

「西山真来はなぜこうなってしまったのか」全日程終了しました。
ご来場頂いたたくさんのお客様、ご協力頂いた方々、
応援して頂いた皆様、そして一緒に作品を作ったキャスト・スタッフの面々、本当にありがとうございました!

「西山真来」というある個人がこの世界に存在するために必要な唯一のものである、愛について説明し、語り続けた3日間でした。

***

愛とはすなはち と劇中で小堂(役名)が言ったが、彼は結局その答えを公言しなかった。

愛とはすなはち、ただ一緒にいること、と私は思う。
3日間お客様の頭上で、ホール全体を俯瞰する位置で観ていて、
2010年2月5日〜2月7日16時からの一時間あまり、
だんだんと日が落ちる中、舞台上で語る人とそれを聞く人たちが共に時間をすごしていたこと、
それが愛するということの芯だと感じた。


伝えるということは、絶望的に困難な作業だった。それはもう思っていた以上に。
でもそれを全力でやっている時にのみ俳優は舞台上にいることができたし、
「西山真来」はそれを全力でやっている時にのみ世界に存在できる。

***

最後に一つ、不思議だったこと。

私の過去の恋人、死について、記憶している前世の断片、現在愛する人についてなどを語ったのだが、
「どれがお芝居で、どれがホントの事なのか」とよく聞かれた。
作ったときは、事実とフィクションを意図的に混ぜていたのだけれど
「西山真来」としての過去を選択して信じていくうちに、全てが私の記憶になった。
輪郭があいまいになって、私が拡張していった。

西山真来

2010年2月7日日曜日

出演者による日々更新♥49

2月7日、公演最終日でした。
はれはれ……………
 晴れ、
  雪(でも、空はいい感じの色合いで素敵な雰囲気でした)、
   晴れ
の天候の中、
3日間公演終わっちゃいました。

西山真来がやりたかったことを完全に体現できたかどうか、
核の部分を感じ取っていただけたかどうか……トニモカクニモ

大家族、とりあえずは、解散!です。

観に来てくださったみなさま、ありがとうございました。
様々な感想もありがとうございました。

共演者はもちろんのこと、
ほんっと、素敵なスタッフさんに恵まれました。

「これって奇跡的じゃね?」☆

てことで、
スタッフさんの作業風景含め、劇場内外の写真(2月6日&7日)をイロイロ掲載します。

1、照明を新たに釣り込む工藤さんと平井さん


2、横断幕設置準備中の舞台監督米谷さんと作成してくださった制作の土屋さん
(横断幕は劇場のあるアートコンプレックス1928の2階外壁に設置されました。昨日の村井さんの写真を見てくださいね〜)


3、何やら猛烈にメモり中の演出、西山真来


☆演出西山真来が芝居中に挟む言葉。2ヶ月前からの私の流行語です。

2月7日の朝、劇場前、会場内





窓から差し込む光が今回の公演の基本明かりでした。
西山真来ちゃんらしいクリアな空間…
普段穴蔵にいる気分になる劇場で、雪でも湿っぽさがなく健やかでいられたのはこのおかげかも…。


もうすぐ春ですね。

出会いの前に別れの多いこの時期、感傷的になったりもしますが、別れる人を想う気持ちが、その人が住む町やその町の人々にまでおよび、延いては誰かを想う暖かい心が広がればいいな。
なんて思ったりします。
単純に。シンプルに。

どうぞお元気で♪
またいつかどこかで会えることを楽しみにしていますっ...☆~

♪打ち上げ風景



あまりうまく撮れませんでした……このあと何次回まであったのか、西山真来はどうなってしまったのか……私は帰ってしまったので分かりません〜。


坂東恭子

2010年2月6日土曜日

各方面の方々より贈る言葉♥08

昨年のいつ頃だったか、アトリエ劇研で西山真来さんの『募集パフォーマンス』とやらを目撃した。
マイクに向かった西山さんが「今日は好き好き大好き超愛してるを、3次元化してみたいと思います…」みたいなことを言いながら始まったそのパフォーマンスは、恐るべき揺さぶりの力を備えたものであった。
私は彼女に完全に翻弄され、ふらふらと劇場を後にしたのを覚えている。でもって、その日の内に舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる』を購入した。
ちなみに、日頃私は本屋で買うものが決まっているときには、すぐに店員さんに言って探してもらうのだけれど、このときばかりはタイトルを告げるのに若干抵抗を感じずにはいられなかった。
次の日から1週間くらいの間、いろんな人にこのパフォーマンスがいかに面白かったかを実演を交えてしゃべりまくった。
あのパフォーマンスが本当に募集を目的にしていたのかどうか半ば疑いつつ、どちらにせよ私としては、いつまでも独りぼっちで募集パフォーマンスを続けて欲しいものだと秘かに願っていたのだけれど、人、集まっちゃったみたいですね。

というわけで、本日見てまいりました。
やっぱり西山さんはイカレテました。
悪ふざけとしか思えないのと同じくらい絶対本気としか思えない。って、どういうことなんでしょう?
最終回、まだ見ぬ人はお見逃しなく・・・。                              

寺田みさこ

2月7日(日)公演の前日ご予約・当日券情報

【前日のご予約/当日券】
現在、明日2月7日(日)公演のチケットのご予約・当日券は、立ち見席のご案内となります。
当日券は、15時15分より整理番号付きチケットを販売いたします。
また、立ち見席のお客様は、開演の5分前(15時55分)からのご入場となります。(当日券のお客様は整理番号順にご入場いただきます。)

なお、上演時間は、1時間20分を予定しております。

ご来場をお待ちしております。

制作

出演者による日々更新♥48

二日目開けました!

たくさんのお客さんに来ていただいて大盛況さしてもろてます

楽屋では役者陣がまるで大兄弟かのように和気あいあいやらかしてます
全員が入るには狭過ぎて
そして薄暗くて寒いから。

貧乏家族的な

児玉さんはおじいちゃんです。
それ以外は決まってません

西山さんは小屋入りしてからジャージなので部活帰りらしいです


残すとこあと一回

最初西山さんと知り合う前、知人にその人物像を尋ねたら
「危険な人です」
と言われました

もちろんいい意味でなのですが
めちゃめちゃ不安になりました
大丈夫かしらと

今はというと、大好きです

それを伝える大楽にしたいです






村井春也。

CM公開!

いよいよ明日でラストをむかえます「西山真来はなぜこうなってしまったのか」公演。
劇場前で流れている映像をこちらでも大公開。
製作は出演者の濱崎彰人さんです。




You Tubeで見る

2010年2月5日金曜日

出演者による日々更新♥47

本番初日あけました。

たくさんのお客様ご来場いただきありがとうございます。


この2ヶ月間「西山真来」さんと共に過ごし稽古をしてきたわけですが、知れば知るほど西山さんは奥が深く、謎めいていてまたわからなくなるのです。
魅惑的。


あと2日間、そしてその先もずっと西山真来はなぜこうなってしまったのかは問い続けられていくのではないでしょうか。

また明日劇場でお会いしましょう。
お休みなさい


西村麻生