昨年のいつ頃だったか、アトリエ劇研で西山真来さんの『募集パフォーマンス』とやらを目撃した。
マイクに向かった西山さんが「今日は好き好き大好き超愛してるを、3次元化してみたいと思います…」みたいなことを言いながら始まったそのパフォーマンスは、恐るべき揺さぶりの力を備えたものであった。
私は彼女に完全に翻弄され、ふらふらと劇場を後にしたのを覚えている。でもって、その日の内に舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる』を購入した。
ちなみに、日頃私は本屋で買うものが決まっているときには、すぐに店員さんに言って探してもらうのだけれど、このときばかりはタイトルを告げるのに若干抵抗を感じずにはいられなかった。
次の日から1週間くらいの間、いろんな人にこのパフォーマンスがいかに面白かったかを実演を交えてしゃべりまくった。
あのパフォーマンスが本当に募集を目的にしていたのかどうか半ば疑いつつ、どちらにせよ私としては、いつまでも独りぼっちで募集パフォーマンスを続けて欲しいものだと秘かに願っていたのだけれど、人、集まっちゃったみたいですね。
というわけで、本日見てまいりました。
やっぱり西山さんはイカレテました。
悪ふざけとしか思えないのと同じくらい絶対本気としか思えない。って、どういうことなんでしょう?
最終回、まだ見ぬ人はお見逃しなく・・・。
寺田みさこ
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