2010年1月6日水曜日

出演者による日々更新♥17

あけましておめでとうございます。

児玉です。もう6日なので新年の挨拶をするべきか少し考えたのですが、明日、木曜日担当の山本くんによる大晦日の投稿が、少しずれて新年最初の投稿になっていたので、出演者7人、ひとまわりで区切りも良いので、最後の新年の挨拶をさせて頂きました。

さて、濱崎くん、坂本さんの投稿にもあるように4日にカラオケで会ったのが今回の参加者との2010年の挨拶でしたが、明日7日からは少し長いお休みを経て、稽古が再開します。

今回の『西山真来はなぜこうなってしまったのか』、あまり大きくは告知されていませんが、舞城王太郎の小説『好き好き大好き超愛してる。』がモチーフになっています。その舞城王太郎は『好き好き大好き超愛してる。』で一度、芥川賞候補になりましたが、年末に発表された第142回芥川賞候補作で再び『ビッチマグネット』という作品がノミネートされていました。このことと、『西山真来はなぜこうなってしまったのか』によって、また『好き好き大好き超愛してる。』が注目されれば嬉しい限りですが、当初、それは今回の作品のキャストとスタッフを西山さんが募集していた時に始まり、フライヤーが作られる直前まで、のことですが、今回の公演は『西山真来はなぜこうなってしまったのか』ではなく、『好き好き大好き超愛してる。』にすると西山さんが仰っていた時、その小説を好んでいた私ですが、そのままタイトルに使用することには内心、反対だったのです。それは単純に「舞城王太郎作品の舞台化」という色眼鏡に回収されるのはもったいないし、違うと思ったからです。というのも、稽古が始まる前、そして稽古が始まりじょじょに鮮明になってきたこの公演の向かう先は、巨大な告白装置なのではないか、そして、だとすれば、それを促したものが『好き好き大好き超愛してる。』であることは素晴らしいが、それそのものをタイトルに冠してはならないのではないか。初め疑いの様相だったそれは確信に近づいていますが、それに比例して、身が引き締まる思い、そして西山さんのその覚悟の迫力に圧倒されてなるものか、といよいよ緊張している私です。

とにかく2010年2月5日、6日、7日の16時、われわれは何らかの姿で皆様の前にいることになります。それがどんな形であれ、告白であることを祈りつつ、さて明日からまたがんばります。

児玉悟之

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