2010年1月18日月曜日

出演者による日々更新♥29

東山青少年センターの稽古場は予想以上に広く、また壁に防音加工が施されていることもあり声があまり通らず悪戦苦闘した。
手帳を開いてみると小屋入りまで2週間と少ししかない。前々から焦りはあったものの、現実的に焦る。シビアに焦る。焦る以上に自覚的に行動せねばなと現実的に焦るということです。
西山真来さんは基本的に直接的な演出、直接的というと語弊があるかもしれませんが"言い過ぎる"ような演出はしません。そもそも舞台経験がそれほどない僕なので、相対的な判断ではありませんがとにかく役者さんにある程度委ねます。だからいろいろ考えさせられます。
今日も稽古場で"日常性"という言葉が出てきましたが、舞台上に日常的な身振りやら声色やら息づかいを持ってくるというのは難しいものですね。
視線の先にいる誰かに、そしてそれらのやりとりする様子を見つめる誰かに、ある感情やら状況やら空気を伝えることの難しさ。先述した通り役者経験が殆ど無いが故のぼやきなのかもしれないのですが、とにかく形骸化した感情、記号的なそれにならないような自分でありたいなと思うものです。一時でもいいから本当の場所がそこに体現出来ればいいなと思います。あくまで僕目線ですが。

濱崎彰人

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