2010年1月22日金曜日

出演者による日々更新♥33

夢二が好きです。
今日『竹久夢二展』をみました。

夢二は大正ロマンの美人画で名の知れた人ですが、本の装丁、着物の柄のデザイン、作詩、作曲まで手広く作品を残しています。
夢二の絵は線が柔らかくやさしい雰囲気があります。
私は展示のなかで、着物の裾から出ている足袋を履いた足の描写が気になりました。『京女百態』という巻物の中に女の顔やら支度姿と並んで着物の裾の描写があります。ふと、芸者さんの裾から見えた足袋を履いた足が目にとまったんだと思います。裾の赤いぼかしとそっと寄せた足袋の足がなんだかすごくかわいいと思えます。
夢二の絵には作者の思いが写りこんでいるようでなんとなく見ている側もその気になるのです。
夢二の絵のほとんどが女性なんですが、みんななよなよしてます。それがとても色っぽい。実はモデルとなった女性達は夢二の妻もしくは恋人もいます。実際残っている写真を見るとやはりしながあって絵と雰囲気が似ています。36歳の時に当時付き合っていた23歳の彼女が亡くなり、後に自伝で「私は36歳で死んだ」と彼女との魂の心中をほのめかすなどかなりのロマンチストです。
好きなものを好きなままに描けることって素敵です。
あと、私のオススメは「大徳寺」というタイトルの舞妓さんの絵です。見つめてしまいます。
25日まで京都高島屋7階でやってますよ。

夢二が好きな私はハンコを作ってもらいました。これは京都一乗寺にある本屋さん(恵文舎)の展示イベントでnorioさんというハンコ作家の方に作っていただいたものです。30分でヒアリングと製作。持って行った夢二の絵をモチーフに作ってくれました。年に一度京都に来られるようです。


好きなものを口に出すといっぱい集まってきます。
私は【夢二・馬・ヤモリ】が好きなんです。友達や知り合いからのいただき物で私の部屋は馬ぐっつでいっぱいです。最近「馬映画100選」という本をいただきました。映画に出てきた馬ばっかり載っています。すごく嬉しいです。
好きなものは好きだと言っていいと思います。好きなのだから。


西山さんは「くじら」が好きみたいです。「動物で何が好き?」と聞いた時、「魚・・・・・くじらかな」 と遠くを見て言ってました。西山さんの視界には何が見えていたのだろうか。


西村麻生

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